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FIG CARE

いちじくの芽かき完全ガイド|5月の作業で実が大きく甘くなる

2026.05.06

いちじくは「芽かき」をするかどうかで、収穫量も実の質も劇的に変わる果樹。「芽かきって何?」「いつ・どの芽を取ればいい?」──そんな疑問に答える完全マニュアル。これを読めば今年のいちじくは大豊作🍇

芽かきとは?なぜ必要なのか

「芽かき(めかき)」とは、春に出てきた新芽の中から、不要なものを取り除く作業のこと。いちじくは生命力が強く、放っておくとあちこちから芽を出してしまいます。

すべての芽を残すと、養分が分散してどの枝も中途半端に細く・実も小さく。芽かきで残す芽を厳選することで、養分が集中して立派な枝・甘い実が育ちます。

項目芽かきしない芽かきする
枝の太さ細く弱い太く充実
実のサイズ小さい(30〜50g)大きい(80〜120g)
糖度15度前後18〜20度
風通し密集して悪い良好(病害虫減)
翌年の樹勢弱る毎年安定

⚠️ 芽かきしないとどうなる?

密集した枝・葉で風通しが悪化 → カビ・うどんこ病・カミキリムシが発生。さらに養分が分散するため、せっかく実っても全部小さく水っぽい。家庭で楽しむなら芽かきは絶対に必要な作業です。

芽かきのベストタイミング

芽かきは4月下旬〜5月中旬がベスト。新芽が3〜10cmに育ち、「これは育てる芽」「これは要らない芽」の判断ができるようになる時期です。

時期新芽の状態作業内容
4月上旬芽吹き始めまだ早い・様子見
4月下旬3〜5cm★第1回芽かき開始
5月上〜中旬5〜10cm★メインの芽かき期
5月下旬10〜20cm遅れた芽かき・最終調整
6月以降枝化もう手遅れ・剪定で対応

🍇 早すぎても遅すぎてもダメ

4月上旬は「どの芽が太く育つか」が分からない。逆に5月下旬は枝が硬くなって芽かきしにくい。4月下旬〜5月中旬がベストウィンドウです☕

残す芽・取る芽の見分け方

残すべき良い芽

取るべき不要な芽

判定ポイント残す取る
位置枝先・主枝株元(ひこばえ)
太さ太く充実細く弱い
方向外向き・上向き下向き・内向き
密集度適度な間隔密集している

芽かきの正しい手順

準備するもの

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⚠️ いちじくの汁にご注意

いちじくの枝や葉から出る白い乳液(ラテックス)は、皮膚に付くとかぶれを起こすことがあります。必ず手袋を着用し、ついたらすぐに洗い流して。日光に当たるとさらに反応が強くなるので注意。

🛒Amazon¥800〜園芸用 ゴム手袋

ステップ1:株全体を観察

  1. 木の周りを一周して全体を確認
  2. 株元・幹・枝の付け根に注目
  3. 密集エリアを把握(後で重点的に処理)

ステップ2:株元のひこばえを取る

地面から直接出ている芽(ひこばえ)は絶対に残さない。養分泥棒なので根元から完全除去。

  1. 地面の土をかき分けて根元を確認
  2. ひこばえの根元(地中の付け根)から手で引き抜く
  3. 太いものはハサミで土の中まで切り込む
  4. 翌年も生えてくるので毎年除去

ステップ3:幹の胴吹き芽を取る

主幹の途中から不要に出ている芽(胴吹き芽)も除去。

  1. 幹を上から下に視線を移動
  2. 不要な位置の芽を見つける
  3. 付け根から指でポキッと折る(小さい芽の場合)
  4. 太いものはハサミで切る

✂️ 手で折るのが基本

柔らかい新芽は指で簡単にポキッと折れます。ハサミより手で折る方が傷口が小さく、株への負担が少ない。太くて折れない芽だけハサミを使います。

ステップ4:枝の余分な芽を間引く

残した枝の中でも、密集している芽は間引きます。

  1. 1本の枝に複数の芽が出ている場所を確認
  2. 太く真っ直ぐな芽を残す
  3. 細い・弱い・下向き・内向きの芽を取る
  4. 残す芽の間隔は15〜20cmが目安

ステップ5:切り口の処理(太い場合のみ)

5mm以上の太い芽を切った場合は、癒合剤を塗ると病気予防になります。細い芽は不要。

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芽かき後のアフターケア

1. 追肥(5月中旬〜下旬)

残した芽に養分を集中させるため、果樹用化成肥料を株元に。窒素・リン酸・カリウムがバランスよく入っているタイプ。

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2. 水やり

芽かき直後はたっぷり水やり。残した芽に水分を集中させます。地植えなら週1〜2回、鉢植えは表土が乾いたら毎回たっぷり。

3. 病害虫対策

いちじくの天敵はカミキリムシ。幹に穴を開けて中を食い荒らす厄介者。芽かき後に幹を観察し、木くずやおがくずが落ちていたらカミキリムシ被害のサイン。

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芽かきと「摘心」の違い

似た作業に「摘心(てきしん)」がありますが、目的とタイミングが違います

芽かき摘心
時期4月下旬〜5月中旬6月以降(枝が伸びてから)
対象新芽全体枝先のみ
目的不要な芽を取る枝の先端を止めて実を肥大
方法付け根から取り除く先端を5〜10cm切る

芽かきを5月にやって、6月以降に摘心──このセットでいちじくが劇的に育ちます🍇

芽かきのNG行為

よくある質問(Q&A)

Q1. 鉢植えのいちじくでも芽かきは必要?

A. 鉢植えこそ必須。鉢の養分は限られているので、芽かきしないと全部の芽が栄養不足に。残す芽は鉢サイズに応じて:8号鉢なら3〜5本、10号鉢なら5〜8本。

Q2. 芽かきしすぎたかも…大丈夫?

A. 少し大丈夫。いちじくは生命力が強く、また新しい芽が出てきます。次回は控えめに。「迷ったら残す」が初心者には安全。

Q3. 一文字仕立てや盃状仕立ての芽かきは?

A. 仕立て方で残す芽の位置が変わります:
一文字仕立て:水平に伸ばした主枝から上向きに出る芽を残す
盃状仕立て:主幹から放射状に伸ばす枝の先端芽を残す
共通点は「不要な芽(ひこばえ・胴吹き)を取る」こと。

Q4. 取った芽は再利用できる?

A. 挿し木に使えます!5〜10cmの芽なら成功率5〜7割。発根促進剤を使うとさらに高くなります。プランター栽培なら、増やして友人にプレゼントも◎

Q5. 翌年も同じ作業で大丈夫?

A. はい、毎年同じ流れで。3〜5年で樹形が完成すると、芽かきの量も減って楽になります。最初の数年が勝負。

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動画でも実演中

いちじくの芽かきを実演で解説しています🍇

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